速読能力の構成要素(2) - 文字形状認識能力

 速読能力の第2の要素、これは文字形状認識能力です。
■文字形状認識能力の定義

 速読能力の構成要素の1つで、
 対象となる文字の形状を「瞬時に」かつ「確実に」読み取れるかという視覚の注視力に関係する構成要素。

 文字情報を高速で閲覧するためには、文字を注視する力を強め、どんな文字が表示されているか、その形状を「瞬時に」かつ「確実に」読み取れるようになる必要があります。

 「瞬時に」読み込むとは、
 対象にしっかりと視線を固定し、網膜にぶれのない静止画像として焼きつけることを意味します。

 「確実に」読み込むとは、
 網膜に映るその静止画像から、文字の形状を誤読せずに確実に読み込むこと、具体的にいいますと、視覚からとり込んみ、網膜に焼きつける、そしてそれが特定の文字であるということを認識するというプロセス、このプロセスをより確実に行なえるようにすることを意味します。

 これは身近な例でいえば、パソコンで外部から文字情報をとり込む時スキャナで画像として文字情報を取り込み、それをOCRソフトによって文字情報に変換するという作業を行いますが、

  この時にスキャナにとり込む画像がぶれてはいけないということ、
  OCRがその取り込んだ情報を正確に認識するということ、

 この2つの要素と文字形状認識能力の2つの要素は、パラレルに考えることができます。

文字形状認識能力の開発できるか? ──生理学の立場から


 われわれの多くは文字の認識を(日本語であれば)自然に、無理なく行います。

 例えば「読」という漢字があります。
 この漢字を読むときに、我々は

 「ここに点があってここに棒がある、そしてここに□があって」

 というようにいちいち考えて、文字の形状認識を毎回行わないはずで、ほぼ直感的に、「読」という漢字であることを理解します。

 では、このような形状の認識のしくみはどのようにおこなわれるのでしょうか?

 1981年にノーベル賞を受賞したヒューベルとウィーゼルという生理学者によれば、このような対象の視覚による認識は、一定の図形の形状を認識する「特徴検出細胞」なる細胞の働きによることを明らかにしました。
 かつこの特徴抽出細胞は、先天的に図形を識別する能力をもっているのではなく、一定の図形の刺激を与えることによって学習し、発達するという後天説が有力となっております。

 ここから、文字形状の認識能力には個体差があり、かつそれはトレーニングによって開発することが可能であるといえます。

文字形状認識能力を発達させるための対策


 Speed Readingでは、文字形状認識能力を発達させるために、主に2つの対策をとります。

1 意図的に大きな文字で見るトレーニングをする

そして、

 大きい文字であれば、OCRでも認識率がアップします。これは大きい文字を認識すると、文字の形状の特徴をよより正確に認識できるということとも共通しています。


2 意図的に文字を高速で見る


 さらにSpeed Readingでは高速な文字の閲覧をすることによって、文字の認識プロセスを高速化することを行います。
 通常ではとらえることができないような速さで表示される文字でも、何回も見ているうちに徐々に眼がその速い速度に慣れてきます。


 Speed Readingでは上記の2つの方法によって、対象の形状を正確に捉えることができる眼、高速で閲覧に耐えうる眼を養成します。

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