速読能力の構成要素(6)──読解力

 速読能力の第6の要素、これは文章読解能力です。
■文章読解能力の定義

 速読能力の構成要素の1つで、
 文章をどの程度覚えているか、および文章の論理構造を理解できているかという文書の本質的な理解力に関係する、左脳的構成要素。


 いかに読むスピードが速くても、また文字を瞬時に認識できても、対象となる文章の意味内容を正確に理解できなければ意味がありません。

 ただ、ひとえに理解と申しましても、様々な段階があります。例えばそこに出てくる単語の意味すらできない段階、単語の意味はわかるが、文書の流れまでは理解できない段階、文章の論理構造も含めて理解できる段階等々・・・です。

 まず、理解力をつける前提として、文章中に出てくる単語・用語の意味内容を把握しておくことは必要です。
 われわれが、何か普段触れることのないような専門分野の文章を読むときに難しいと感じることがありますが、これは、その文章中で出てくる基本的な単語・タームの意味を理解できていないことに起因することが多いのです。
 よって、速読トレーニング以前の問題として、対象となる文章の基本的な用語の定義・意義等は是非把握しておいてください。

 それができてから、文章の流れ、論理構造といったものに意識を楽に向ける余裕ができるようになります。
 一般的に文章は、「何をいいたいのか」、「それをどのように説明するのか」、の連鎖であるといえます。よって、何をいいたいのかという文章の目的を把握できること、これがまず第一条件。
  そのためにどのような論理的回路を使って説明されているのかを把握するのが第二の条件となります。

 とはいいましても、残念ながら、この理解力というものは、人間の意識の内的プロセスであるため、Speed Readingのみでは、まだ完全に発達させる、またはその能力を診断するプロセスが組み込まれておりません。

 Speed Readingでは、穴埋めトレーニングというトレーニングによって、意図的に文章に空白を設けることにより、文節単位での理解ができているかをチェックし、フロートレーニングというトレーニングにより、複数の文章の前後関係のつながりを把握しているかをチェックすることができます。

 

対策

●用語の概念に対する正確な理解を深める。

●その文章で「結局何がいいたいのか」ということを要約できる能力を培う

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